『安珍和清姫』

昔、安珍という名の若い旅のお坊さんが、紀州(和歌山県)の熊野大社へお参りする途中で、日が暮れて庄屋の家に泊まてもらいました。この家には清姫という一人娘がいて、疲れた安珍を優しくもてなしました。

以前,有一位叫安珍的年轻云游和尚,在去纪州(和歌山县)的熊野神社参拜的途中,因为天色已晚,于是就去村长家暂住一晚,村长家有一位名叫清姬的女儿,温柔体贴地接待了疲惫不堪的安珍。

そうこうするうちに、清姫と安珍は、強く心が惹かれるようになりました。しかし、修行中のお坊さんが、女の子に心を奪われるのは許されないことです。でも、安珍は、清姫に「熊野からの帰りには、あなたに会うために、必ずここによります」 ?と約束をしました。

二人如此相处一来二去,清姬和安珍就互相吸引深深地爱上了对方。但是,修行中的和尚是不允许喜欢上女人的。可是,安珍却向清姬保证“等我从熊野神社回来的时候,一定会经过这里和你再次相见的”。

次の日、安珍は熊野大社に着いて、熊野の僧侶たちは安珍の心の迷いを見抜かれて、早く迷いから覚めるようにと、教え諭されました。そこで安珍は清姫と会わないために、帰り道は、来る時とは違う道を行くことにしました。

第二天,安珍到了熊野神社,神社僧侣们看出了安珍心里的情障,为了使他早日从情障中醒悟过来,对他进行了说教。于是安珍为了不和清姬见面,回去时走了和来时不同的路。

ところが、清姫はそんなんこととは露知らず、今か今か安珍の帰りを待ち侘びていました。待されなくなった清姫は、見知らぬ旅人に聞いたら、安珍は別の道を行ったとわかって、狂ったように走りに走って安珍を追いに行きました。日高川の渡し場まで来たとき、やっと安珍の姿を見つけました。

但是,清姬对此一点也不知情,望眼欲穿地焦急等待着安珍的归来。没有等到安珍的清姬从不认识的旅人口中得知,安珍已经走另一条路回去了,听到这个清姬好似发狂一样地去追赶安珍。等到追到日高川的渡口时,终于看见了安珍的身影。

走ってくる清姫に気づいた安珍は、清姫には二度とあってはならないのだと、自分に言い聞かせて、早く船を出しっました。

看到了清姬的安珍,告诫自己不能再和清姬见面,于是尽快划船离开了。

清姫は自分から逃げて行こうとする安珍に驚き悲しみ、やがて、その思いは、激しい憎しみへと変わっていったのです。清姫は安珍の乗った船を追って、そのまま日高川の水の中へ飛び込みました。そして何時の間にか、清姫は恐ろしい大蛇の姿になって、川を渡っていったのです。

清姬看到逃跑的安珍非常震惊和悲伤,很快,很快她的悲伤就转化成了强烈的憎恨。清姬就那样跳进日高川的水中去追安珍搭乘的船。然后不知道何时,清姬变成了一条恐怖的大蛇,游过了河。

船を降りると、安珍は夢中になって走り出しました。そして街道の側ににある道成寺に逃げ込むと、寺の人たちは釣鐘を下ろして、そのなかに安珍を匿ってくれました。

一下船,安珍就一个劲儿地跑。跑进了路边的道成寺,一进到寺中,寺里的人们把吊钟放下来,把安珍藏在里面。

清姫の大蛇は道成寺の石段をうねうね

登ると、山門をくぐって安珍を探し求めました。ついに、大蛇は安珍の隠れる釣り鐘を見つけ、その釣鐘の上から体をグルグルと巻き付けると、大きな口から真っ赤な炎を吐き続けたのです。安珍は、真っ赤に染まれ鐘の中で、一心にを経を唱え続けましたが、とうとう焼け死んでしまったのです。

变成大蛇的清姬蜿蜒地爬上了道成寺的石台阶,潜进山门,寻找安珍。终于,她发现了安珍藏身的大钟,把身体一层层地盘在了吊钟上,从口中不断吐出红色的火焰。安珍躲在被烧的赤红的大钟内,一心念经,但最后还是被烧死了。